現預金はいくらあれば安心?固定費◯ヶ月分という考え方

こんにちは、てっぺい(@teppei_bestlife)です。いつもブログをご覧いただきありがとうございます。今日は、経営者なら一度は必ず考えるテーマについて書きます。

「現預金って、いくらあれば安心なんだろう?」

よく聞くのは、「固定費の3ヶ月分は必要」「いや、6ヶ月は持っておくべき」という話。

じゃあ、実際のところどうなのか。

今回は、僕自身の実感ベースで整理してみます。

そもそも現預金は何のために持つのか

まず大前提として、現預金は「余っているお金」ではありません。

会社が生き延びられる時間です。

ここをどう設計するかは、経営者の仕事そのものだと思っています。

結論:3ヶ月は最低ライン、6ヶ月あると世界が変わる

結論から言います。

  • 3ヶ月分:最低限、生き延びるライン
  • 6ヶ月分:判断の質が一段上がるライン
  • 9ヶ月以上:攻めの経営ができるライン

「ベストはいくらか?」という問いに対しては、会社のフェーズ次第というのが正直な答えです。

フェーズ別に見る、現預金の目安

① 立ち上げ〜成長初期の会社

目安:固定費3ヶ月分

  • 売上の変動が大きい
  • 投資を優先したい
  • 資金調達の選択肢がまだある

このフェーズでは、現金を溜め込みすぎるより、成長に回す判断も合理的です。ただし、3ヶ月を切ったら即アラート

② 事業が安定してきた会社

目安:固定費6ヶ月分

  • 人件費の割合が高い
  • 固定費が重い
  • 一度止まると立て直しに時間がかかる

このフェーズでは、6ヶ月分あるだけで、

  • 売上が一時的に落ちても焦らない
  • 悪い条件の仕事を断れる
  • 社長のメンタルが安定する

正直、世界の見え方が変わります。

③ 上場・M&A・グループ経営を意識し始めた会社

目安:6〜12ヶ月分

  • 意思決定に時間がかかる
  • 外部要因(監査・市場・人)が増える
  • すぐに動けない期間が必ず出てくる

このフェーズでは、現預金は安全装置であり、信用の裏付けです。


「3ヶ月あれば大丈夫」が危ない会社

正直、
3ヶ月では足りない会社も多いです。

  • 人件費比率が高い
  • 拠点・設備が重い
  • サービスを止められない業種

こうした会社ほど、現金の余裕=経営の余裕になります。

利益が出ていても、現金がなければ詰む

よくある勘違いがこれです。

  • 利益が出ているから大丈夫
  • 借入できるから問題ない

でも実際には、

現金が少ないと、判断がどんどん歪んでいく

これは本当によく見ます。

現金が少ないと、

  • 本当は断るべき仕事を受ける
  • 条件の悪い判断をしてしまう
  • 社長が疲弊する

こうした負の連鎖が起きます。

僕が一番しっくりきている考え方

今の僕の感覚は、これです。

現預金は「安心材料」ではなく、社長が冷静でいられる時間

3ヶ月ある会社と、6ヶ月ある会社では、経営判断の質がまったく違います。

おわりに:現金は攻めるために持つ

現金は、守るためだけのものではありません。

  • いざというときに踏み込める
  • 悪い判断をしなくて済む
  • 会社の未来を選べる

そのための現預金です。

もし今、「うちは何ヶ月分あるんだろう?」と一瞬でも思ったなら、ぜひ一度、固定費◯ヶ月分で計算してみてください。

そこから、経営の見え方が変わるはずです。

※本記事は経営者個人の経験・考えをもとにした内容です。そのほかの記事もぜひご覧ください。

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