【人気テーマ】介護に美容は欠かせない新たな時代がやってきた!?

こんにちは、てっぺい(@teppei_bestlife)です。最近、SNSにこんな画像が流れてきました。

めちゃくちゃ美人!!!本当、綺麗だと思います!!!というのはおいといて、この写真は「介護×美容」専門のプロフェッショナルスクールさんの記事でした。スクール名は、

介護美容研究所

そこのキャッチコピーが「介護に美容は欠かせない新たな時代がやってきた」でしたので、本当にそうなのか?ということで記事を書いてみたいと思います。

たしかに、これから介護サービスを使う方々は高度成長期を生きてきた世代であり、これまでの戦争を体験した世代の方とは価値観が違うと思います。「ものがない時代を生きてきた人」と「ものがあふれた時代を生きてきた人」。最近、デイサービスでもスマホをいじる人を見かけるようにもなりましたし(数年前はありえなかった・・・)。施設のWIFI環境でデイサービスの契約率が変わる時代も近いかもしれませんね。

少しそれましたが、美容に関して、僕の知り合いのケアマネさん(介護施設で専任の施設ケアマネ)に話を聞いてみるとと、実際に利用者さんへ化粧をして大変喜んでいただいたとのこと。

これからの時代、介護と美容は面白い組み合わせかもしれません。

ということで、介護と美容について考えてみたいと思います。スタート!!!

目次
  1. 化粧と健康について
  2. 美容で介護予防
  3. 美容と介護保険制度
  4. 介護施設では美容が大人気
  5. ケアビューティストという仕事
  6. まとめ

①化粧と健康について

まずは美容の代表である化粧について。僕は化粧をしたことはありませんが、妻は毎朝、鏡の前で化粧をしています。なぜ女性は化粧をするのでしょうか?間違いなく言えることは「綺麗になるから」です(こんなことを言ったら怒られるかもしれませんが、本当に綺麗になります)。化粧には周りの雰囲気を明るくする力もあると言われるぐらい世紀の大発明だと感じています。

そして、化粧は美しくなるだけでなく、健康にもつながるそうです。このことに関しては数多くの文献がでていて、例えば・・・

  • 身体の健康:化粧や整容をすると自然に手足を動かす場面が増えて血流が増したり、顔の筋力や口を動かすことにより唾液が分泌され誤嚥性肺炎の予防につながるんだとか。     
  • 心の元気に:鏡を見て化粧することによりストレス解消となったり、笑顔が増えることで免疫力が上がり感染症の予防につながるんだとか。
  • 脳の活性化:化粧をする順番を考えることや指先を動かすことにより認知機能が維持でき、物忘れなどの予防につながるんだとか。
  • 社会参加:化粧をすることで前向きな気持ちになるので外出の機会が増え、友人と会うなどで自分の居場所を見つけることができる。美容はQOL(人生)の維持向上につながるんだとか。

②美容で介護予防

このような効果が期待できるので、化粧などの美容をすることが「介護予防」につながるという風に話題となっているようです。

確かに歳を重ねると人とのコミュニケーションが減りますよね。そして、この状態を長く続けると、社会的な問題になっているフレイル(虚弱)に陥りやすく、将来は要介護状態になりやすい。

特に女性は化粧をしなくなると人とのコミュニケーションがグッと減り、家にいることが多くなる印象。

たとえ家にいても、しっかり化粧をするような人は、生活にメリハリがあり、それが外出への意欲につながり、友達とのお食事やボランティア活動などの参加につながっているような気がします。まさにICFでいう活動と参加へのアプローチに美容が関わっていると言える点ですね。

男性、女性にかかわらず、身だしなみに重点をおくことは、介護予防という観点でおすすめかもしれません。

③美容と介護保険制度

美容と介護保険について調べてみました。基本的に介護保険は生活が中心にあり、理美容は保険外サービスとなっています。が、自治体によっては要介護の状態や家庭の事情で理美容室に行けない人に対して訪問理美容サービス券を発行していたりしますので、必要な方がいらっしゃればお住いの地域の高齢者担当窓口へ問い合わせてみてください。

例えば、こんな感じです。下記内容はこちらのページより抜粋しました。

④介護施設では美容が大人気

これは冒頭で登場した施設ケアマネさんに聞いた話ですが、その方の施設では、風船バレーなどのレクリエーションやカラオケ、ミニ運動会を行っているのだそうですが、そんなものよりもダントツで人気なのが「お化粧」なんだそうです。

事例を一つ紹介してもらいました。

女性(95歳):要介護3・認知症あり
普段は、家族やスタッフが話しかけても小さな声で返事をする程度。レクリエーション等にも積極的に参加する方ではなかったが、ある日、ご家族が友人の美容師さんと一緒に施設へ来所。美容師さんが口紅等を使用して薄化粧をすると・・・いつも見せない素敵な笑顔に。周囲の男性利用者さんから「綺麗になりましたね!」と声をかけられるととても嬉しそうな表情を見せ、普段あまり食べない食事も間食。家族やスタッフがとても驚くっていうことがありました。後日、家族に対して「顔に化粧をしたら若い時のことを思い出してなんだか嬉しくなったのよ」とお話しされていたそうです。美容の力ってすごいんだなってスタッフ全員が知る体験だったそうです。

⑤ケアビューティストという仕事

介護職とは少し違ったカタチで高齢者に向き合うのがケアビューティスト。介護の現場で活躍するメイク・ネイル・エステのスペシャリストだそうです。冒頭で紹介した介護美容研究所さんのホームページに記載されていた資格です。僕はこのような資格があることを知らなかったんですが、なんだか素晴らしい仕事なんではないかと感じています。だって、こんなに素敵な笑顔を引き出せるんですから。

ということでケアビューティストの紹介。

介護現場ではご高齢者の方に対し、メイクやネイル、アロマ、タッチケアといった美容のアプローチを行うことによって、リハビリや社会参加への意欲がわいたり、穏やかでいられる時間が増えたり、入浴や食事を拒む回数が減ったりといったさまざまな実例が報告されています。美容の技術で自分らしさや生きる力を届け、笑顔のある暮らし方を支援するのがケアビューティストというお仕事です。

介護美容研究所さんのホームページより抜粋

将来、こういう仕事の必要性が増していくかもしれません。

⑥まとめ

結論、美容は大切だと思います。これは若い人に限らず高齢者も。全ての女性がいつまでも綺麗でいてほしいと思います。そして、美容には綺麗になるだけでなく「身体の健康、心の元気、脳の活性化、社会参加」に対しても大きな効果があるとのことなので、介護の現場でも取り入れていった方が良いなと感じています。


以上です。最後まで、お読みいただき大変ありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です