※この記事は、売上や利益は見ているけど、「正直、財務はよく分からない」と感じている社長向けに書いています。
こんにちは、てっぺい(@teppei_bestlife)です。いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
今日は、経営をしていて何度も自分に問い直してきたテーマについて書きます。
「社長は、どの数字を一番最初に見ればいいのか?」
会計の本を読めば、指標は山ほど出てきます。売上、営業利益、EBITDA、ROE、自己資本比率……。
正直、全部は見きれません。
だからこそ今日は、「最低限、ここだけは外さないでほしい」という視点でまとめます。
昔の僕は「売上」と「利益」だけを見ていました
経営者になりたての頃、僕が見ていたのはほぼこの2つだけでした。
- 売上が伸びているか
- 利益が出ているか
もちろん、これは大事です。でも、ある時から違和感を覚えました。
数字は悪くないのに、なんとなく不安が消えない
その理由は、見ている数字が足りなかったからでした。
社長が最初に見るべき財務指標は、この3つ
結論から言います。
社長がまず見るべき財務指標は、次の3つだけでいいと思っています。
① 現預金残高
一番最初に見るべきは、現預金がいくらあるかです。
- 今、会社はいくらの現金を持っているのか
- 固定費何ヶ月分あるのか
これが分からないまま経営判断をすると、アクセルとブレーキを間違えます。利益が出ていても、現金がなければ会社は止まります。
ちなみに、現預金はいくらあれば良いと思いますか?固定費◯ヶ月分?この辺が気になる方はこちらの記事をご覧ください。
② 借入金の残高と返済スケジュール
次に見るべきは、借入金です。
ポイントは、「借りているかどうか」ではありません。
- 何のための借入か
- いつまでに返すのか
- 返済が経営判断を縛っていないか
借入は、成長のための武器にもなります。ただし、現預金に余裕がない状態での借入は、社長の判断を短期視点に引き寄せ、思考を鈍らせる足かせになることもあります。①の現預金と併せて、定期的にチェックすべき指標ですね。
③ 純資産
最後に見るのが、純資産です。
これは、これまでの経営判断の結果そのものです。
- 積み上げてきたもの
- 無理をしてきた部分
- 判断を先送りしてきた痕跡
全部、ここに残ります。純資産を見るようになってから、僕は短期的な利益に一喜一憂しなくなりました。
ちなみに、純資産はどの数字をチェックすれば良いのか?
結論、以下の「3点」を見ればOK
① 純資産「合計額」――まずはプラスか?
貸借対照表の一番下の数字です。
・マイナス→債務超過。経営の自由度はかなり低いです。
・プラスだが薄い→ 何かあれば一気に苦しくなる
・年々増えている→ 経営は概ねうまくいっている
② 利益剰余金――「どれだけ残したか」
③ 純資産比率――会社の“耐久力”
計算式は純資産 ÷ 総資産です。総資産は資産の部の合計金額。ざっくりとした目安は下記。
・40%以上→ かなり強い
・30%前後→ まあ健全
・20%未満→ 借入依存が高い
見なくていい数字も、正直あります
誤解を恐れずに言うと、
社長が毎月見なくていい数字
も、たくさんあります。
- 細かすぎる原価率
- 勘定科目レベルの前年差
- 会計用語として正しいだけの指標
それらは、判断が必要になったときに見ればいい。社長の仕事は、全部を把握することではありません。判断を間違えないことです。
なぜこの3つなのか
理由はシンプルです。
この3つは、
- 会社が今、生きているか
- どこまで無理ができるか
- 過去の判断がどう残っているか
を、一瞬で教えてくれるからです。
P/Lは「結果」です。B/Sは「状態」です。
経営判断は、状態を見ずに下せません。
おわりに:数字は社長を守る道具
数字は、社長を縛るものではありません。社長を守るための道具です。
もし今、
- 売上や利益は見ているけど
- 財務は正直よく分からない
そう感じているなら、まずはこの3つだけ見てみてください。
現預金、借入、純資産。
ここから見える景色が変わると、経営判断の精度も、確実に変わります。
※本記事は経営者個人の経験・考えをもとにした内容です。



コメントを残す