こんにちは、てっぺい(@teppei_bestlife)です。いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
今日からシリーズでDIPSについて記事を書こうと思います。もしDIPSについてより詳しく知りたい方は以下の本を読んでみてほしいのですが、簡単に言うと、仕事の生産性が爆発的に飛躍する手法です。
私が新卒で入社した株式会社ベンチャーリンクで学んだことであり、もう20年近く前の手法ですが、今になった、改めてDIPSの大切さを痛感しています。余裕をもった人生を豊かに過ごすためにもぜひ一読いただけると嬉しいです。
では、早速、はじめましょう。いくつかの記事に分けて書いていこうと思いますので、ぜひ別記事も読んでみてくださいね。
なぜ「2時間単位」がキーワードなのか
働き方改革が叫ばれる現在、「長く働けばいい」「ひと続きに作業すればいい」という発想だけでは、知的作業の質を上げることは難しくなっています。ホワイトカラー/知的労働の世界では、仕事の仕方そのものを見直す必要があります。その中で「マックスⅡの原則(Max 2の原則)」は、“集中できる限界時間”を逆手にとって、生産性を高めるための時間の設計法として、とても実践的です。
マックスⅡの原則とは?ポイント解説
「マックスⅡの原則」とは主に次のような考え方です
・知的作業(思考・分析・企画・構想など)において、人が集中力を持って取り組める時間は 最大でも2時間程度 である。
・その “2時間枠” をひと区切りとして設計し、集中を維持できるよう、雑用・飛び込み案件・中断要因をこの枠の中にできる限り入れない。
・2時間が終わったら、たとえタスクが完全に終わっていなくても、一区切りをつけて「達成感/解放感」を感じられる休憩や切り替えを入れる。
・それをリズムとして「集中(約2時間)→区切り(休憩・雑用枠)→次の集中」という設計を繰り返す。
つまり、「この2時間はこの仕事に全集中」「終わったらリラックス/雑用処理/切り替え」のリズムをつくることで、知的生産性を飛躍的に高めようというものです。
なぜこの仕組みが有効なのか:理論と実践
理論的背景
- 人間の集中力や注意力には限界があり、長時間ぶっ通しで作業しても、後半は効率・質ともに低下するという研究・実践の知見があります。DIPSでは「限定された時間(二時間以内)に精神力を集中することによって生産性を飛躍的に向上できる」 と明記されています。
- また、雑用・メール・電話・飛び込み・中断が頻繁に起こると、集中が途切れ、「再集中にかかる時間(立ち上がりロス)」が大きくなります。DIPSでは「雑用優先の法則」や「防衛の30(サンマル)運動」といった別枠の雑用処理時間を設ける仕組みも提示されています。
*「防衛の30(サンマル)運動」に関しては別で記事を書きます!
実践的なメリット
- 「次の2時間でここまでやる」という明確な枠を設けることで、目標が明確になり、集中しやすくなります。
- 「2時間終わった/一区切りつけた」という達成感・切り替え感が得られるため、モチベーションが保ちやすい。
- 雑用・中断を別枠にしておくことで、集中枠へ余計なノイズが入りにくく、作業の質・速度ともに上がる可能性が高まります。
実践例として、次のようなスケジュールが紹介されています。
09:00‐09:30 雑用/メールチェック(防衛の30運動)
09:30‐11:30 マックス2(集中作業)
11:30‐12:00 雑用/休憩
昼休み
13:00‐15:00 マックス2
15:00‐15:30 雑用/休憩
15:30‐17:30 マックス2
17:30‐18:00 雑用整理
実践ステップ:あなたの仕事に取り入れるには
以下のステップで、マックスⅡの原則を日常に取り入れてみましょう。
- コア業務を明確にする
- 企画・分析・構想・資料作成など、「集中して取り組むべき知的作業」をリストアップします。
- その中から「今日/明日やること」を選び、「2時間でここまで/この成果を出す」という目標を立てます。
- 2時間単位でスケジュールを組む
- 例:10:00-12:00=マックス2枠、14:00-16:00=次のマックス2枠。
- この枠の中では、メール/電話/突発依頼などをできる限り入れず、集中モードに入る工夫を。
- 枠終了後、15〜30分程度の「休憩/解放/雑用処理」枠を設けます。
- 雑用・割り込み対応枠を別途設ける
- 朝・昼・夕などに短い時間(例:30分)を「防衛の30運動」枠として設定し、メールチェック・報告・確認・対応待ち等をまとめて行うようにします。
- 雑用が入っても「この時間帯になったら対応する」という自己ルールを作ると、集中枠が乱れにくくなります。
- 2時間枠終了時に達成感を感じる仕組みを入れる
- 例:枠の終わりにチェックリストを付けて「完了/未完了」を整理。
- 「ここまでやった」という“やった感”、そして「一旦離れる」という“解放感”を意識します。
- 次の枠へのリセットとして、軽いストレッチ・散歩・別の小作業を入れるのもおすすめです。
- 継続・調整
- 同僚・上司にも「この時間帯は集中枠です」と共有すると協力を得やすくなります。
- 初めは2時間が難しい場合、1時間30分などからスタートして慣らしていくのも有効です。
- チームで実践する場合、「全員が集中枠中」で業務が止まってしまわないよう、枠の時間帯をずらして運用するようにします。
注意点・応用のヒント
注意点/落とし穴
- “集中枠”といっても、緊急対応や連絡待ち、チームとの連携など、ゼロではありません。そうした要因をあらかじめ想定・調整しておく必要があります。
- 人によって集中力の持続時間は異なります。2時間が必ずしも最適とは限らないため、自身のパターンに合った時間(例えば1時間45分/90分)を探るのもありです。
- チームで運用する場合、「誰も割り込み不可」の時間帯を設定し過ぎると、逆にコミュニケーション・連携が滞るリスクもあります。バランスが重要です。
応用のヒント
- 資料作成・企画立案・読み込み作業など「深く考える仕事」を集中枠に割り当て、ルーチン/定型作業/メール返信などは雑用枠へ回すように設計する。
- リモートワーク・在宅勤務でも「この時間帯は集中モード」としてカレンダー共有・ステータス表示などを使って、周囲への通知を工夫すると良いでしょう。
- 2時間枠に“テーマ”を付けるとさらに効果的です(例:「新規資料A構成検討」「会議資料Bドラフト作成」など)。これにより、漠然と作業を始めるよりもスタートが明確になります。
- 枠終了後の“解放”には、軽いストレッチ・散歩・コーヒーブレイクなどを入れると、次の集中枠に向けて頭をリセットしやすくなります。
まとめ:なぜ今「マックスⅡ」が価値を持つか
働き方が多様化し、「マルチタスク」「常時割り込み」「デジタル通知」「リモートワーク」などが日常化している中で、“集中できるまとまった時間を確保する”という観点の重要性が一段と高まっています。
DIPSのマックスⅡの原則は、1990年代に提唱された考え方ながら、まさに現代の働き方改革・知的労働の効率化に通じるヒントを持っています。
2時間という一区切りの時間で「集中→区切り→次の集中」のリズムを作ることで、知的仕事の質・スピード・達成感を高めることが期待できます。
まずは、自分自身のスケジュールに1枠だけ「マックス2時間枠」を入れてみる。そこから少しずつ拡大していくのがおすすめです。


「“2時間で変わる” DIPSの『マックスⅡの原則』ー集中×達成感で知的生産性を飛躍させる」