【おすすめ助成金】デイサービスや訪問看護など介護事業所をオープンする経営者必見!

こんにちは。てっぺいです。今回はデイサービスや訪問看護ステーションなどの介護事業所を運営する上で非常にありがたい助成金について記事にしたいと思います。多くの経営者が助成金の存在は知っていますが、

✔️助成金は手間がかかりそうだし、自分でなんかできない。
✔️誰かにお願いしても高い報酬を取られるだけ。

と思っているのではないでしょうか。実は私もそう思っていました。創業して1年目に助成金を申請した記憶がありますが、その後はぱったり・・・めんどくさいという理由だけでした。「助成金もらうぐらいなら本業で稼いでやるわ!」と息巻いていましたが、今、思うと本当にもったいないことをしたと思っています。

そんな僕にきっかけを与えてくれたのがコロナでした。僕らは10数店舗のデイサービスを運営しており大打撃を受けました。なんとかしてキャッシュをうまなければならない状況でヒントをくれたのが雇用調整助成金。誰かに頼む余裕なんてなかったんで自分でやってみたら意外とできた!そんな経験からここ数年は取れる助成金はしっかりとるという方向で動いています。

今回紹介する助成金は本当におすすめですので、ぜひ参考にしていただけたらなと思います。(なお、実際に申請する際は各自治体の助成金センターで詳細を確認ください。年度によって条件が異なったりします。)

おすすめ助成金2選+おまけ
  1. 地域雇用開発助成金
  2. 両立支援等助成金
  3. 【おまけ】小規模事業場産業医活動助成金

ではスタート!

①地域雇用開発助成金

これは全国どこでも取れる助成金ではありませんので、まずが該当エリアかどうかを確認してください。

該当地域は
同意雇用開発促進地域
過疎等雇用改善地域
特定有人国境離島地域等

沖縄県はほとんどの市町村が同意雇用開発促進地域に入ってるので、直近でオープンしたデイサービス・訪問看護ステーションは全て申請手続きを進めています。一方、鹿児島県鹿児島市は入っていなかったため、2021年8月にオープンしたリハビックス甲突店では申請できませんでした。

次に申請の時期ですが、まずはオープン前に計画書を提出する必要があります
*すでにオープンしている事業所は申請できません。ごめんなさい。

どのくらい前に計画書を提出するかというと「賃貸契約の開始前、従業員の雇入前、設備の購入前」になります。ですので、オープンの3ヶ月前ぐらいでOK。ちなみに、計画書はすごく簡単です。1時間もあれば書けるでしょう。

ここまでクリアした人はぜひチャレンジしてほしいですが、肝心なのは「いくらもらえるか?」という所ですよね。それがこちらです。

地域雇用開発助成金

僕らの場合、設備・整備費用に1000万円、従業員を7名ほど採用するので、赤枠で囲った部分になります。この助成金は3回支給申請をしますが、中小企業の場合は1回目は1/2上乗せになりますので、僕らの場合、142.5万円+95万円+95万円=332.5万円を約3年かけてもらう形になります。なお、創業の場合、一回目が200万円になるので、合計390万円となります。創業一年目に200万円の利益ですからやらない理由はないですよね。

「設備・費用に1000万円もいかないよ!」って思っている方がいるかもしれませんが、これには送迎車やリハビリ機器だけでなく内装費や一年分の家賃も入ります。まっ、たとえ300万円ほどしかかからなかたっとしても割と助成金はもらえますので、すごくおすすめです。詳細に関しては下記にURLを貼っておきますので、ぜひご覧ください。

この助成金、対象労働者となるのはハローワーク経由で採用した方のみになりますので注意してください。この辺で気になることがある人はTwitter@teppei_bestlifeでDMください。

地域雇用開発助成金(地域雇用開発コース)の詳細はこちら!

おまけ
沖縄県には地域雇用開発助成金の中に「沖縄若年者雇用促進コース」というものがあり、上記助成金と一緒に申請できます。これは若者の雇用を促進するというもので、35歳未満の人を採用した場合、年収の3分の1(中小企業の場合)が助成されます。つまり、年収300万円の人を採用したら100万円。しかも、最大2年間。採用した7人中5人がすべて35歳未満で年収300万であれば助成額は500万円×2回の最大1000万円となります。すごくないですか?!これ。ぜひこれから開業される予定の方は、該当エリアに同様な助成金がないか確認してみてください。

②両立支援等助成金

この助成金は介護事業所だけじゃなくて全ての企業におすすめです!名前の通り、仕事と家庭を両立するための助成金で、育児休業や介護休業の際にゲットできます。いくつかの種類がありますので、1つ1つ簡単に説明します。詳細は必ず助成金窓口へ確認ください。

種類

1、子育てパパ支援助成金
2、女性の育児休業時に使える助成金
3、介護休業時に使える助成金

1、子育てパパ支援助成金(出生時両立支援コース)

これは男性の育児休業に使える助成金です。「男性で育児休業?!」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、僕らの会社では配偶者が子供を出産したら、男性も連続4日間の育児休業を取れるようになっています。めちゃくちゃ喜んでもらえます。もちろん有給です。その財源がこちらの助成金です。

では実際に僕らが受給した順番に書いていきます。前提として、男性職員の奥様に子供が生まれたタイミングで申請しますので、その点は注意してください。

A君の奥様が出産
①育児目的休暇の制度を就業規則に盛り込む+連続5日間の休業⇨これで28.5万円
②そのまま続けて、さらに連続5日間育児休業⇨これで67万円

10日間の育児休業をOKにしてめちゃくちゃ感謝されて、かつ、95.5万円がもらえるというありがたすぎる助成金です。残念なのはこれが一回限りだということ。

では、それ以降の男性職員の奥様が出産した場合はどうなるかというと、

B君の奥様が出産
連続5日間の休業⇨これで19.25万円

これでも十分ありがたいですよね!しかも、社員に喜んでもらえる制度なんですから!書類等も自分たちでできるレベルですので、ぜひ多くの企業でチャレンジしてほしいです。

2、女性の育児休業時に使える助成金(育児休業支援コース)

次は女性ですね。女性社員の場合、ほとんどの方が育児休業を取得するはずなので、この助成金はとらないと損ですよ。こちらも、実際に僕らが受給した順番に書いていきます。

Aさんが妊娠しました。
①Aさんと面談を実施し育休復帰支援プランを作成します。そして育児休業。⇨これで28.5万円
②Aさんの代わりの社員を採用します。代替要員の確保です。⇨これで47.5万円
③Aさんが職場に復帰します。⇨これで28.5万円

合計104.5万円です!すごくないですか!もちろんもう少し細かい条件はありますが、決して難しくありません。僕が代わりにやってあげてもよいぐらいオススメです。なお、こちらも一回限りですのでご注意ください。

では、それ以降の女性職員の育児休業に入った場合、どうしているかというと、

Bさんが妊娠したら代替要因を確保して47.5万円を申請・受給しています。

申請書類自体はそんなに難しくないので、ぜひ女性職員の方が出産・妊娠した際にはチャレンジしてみてください。

3、介護休業時に使える助成金(介護離職防止支援コース)

「職員が介護休業をとりたい!」とお願いしてきた場合、みなさんはどう思われますか?この助成金の存在を知っていれば「どうぞ!どうぞ!」となる可能性があります(職場内は人が少なくなって大変ですが・・・)。そして、いざ家族の介護が必要になった時、介護休業が取得できる会社であるというのは社員にとってとてもありがたいものなのではないかと感じます。離職を防止するという観点においてもスーパーおすすめな助成金ですので、ぜひ一読ください。

Aさんは介護休業を希望。
①面談を実施しプランを作成。5日以上の介護休業。⇨これで28.5万円
②職場復帰⇨これで28.5万円

合計57万円です。しかも、僕らの場合、介護休業は介護休業手当を支給してもらっていますので、介護休業期間中、会社としての給与支払いはゼロです。これは毎年5人まで支給申請できますのでありがたい限りです。

はい!ここまで二つ紹介してきましたが、両立支援等助成金の詳細に関してはこちらをご覧ください。最後におまけで以下の助成金について説明します。こちらは、実際に僕らも始めたばかりなのですが、おそらく企業にとってメリットがある助成金ではないかと思うのでチェックしてみてください。

おまけ:小規模事業産業医活動助成金

詳細はこちらの資料をご確認いただければと思いますが、簡単に説明すると、社員が健康面やメンタル面に関して外部の保健師に相談できる体制を構築し、実際に相談するともらえる助成金で、なんと40万円支給されます。こちら各事業場ごとなので3店舗であれば120万円となります。ただし、財源がなくなったら終わりみたいなので急ぐ必要ありかもしれません。こちらに関して興味のある方はTwitter@teppei_bestlifeまでDMください。


以上で今回の記事を終わりたいと思います。これ以外にもシングルマザーの方を採用したら60万円もらえる特定求職者雇用開発助成金など数多くの助成金が存在しています。知っているか知っていないかで大きな差がつきますね。*僕の知らないオススメ情報をもっている方がいらっしゃればぜひ教えてください。

最後になりますが、助成金=利益のようなものだと思っています。ぜひキャッシュ力をつけて安定した企業経営を行なっていきましょう。本記事に関して質問等がございましたらTwitter@teppei_bestlifeまでDMください。

*その他のデイサービス運営のコツはこちら

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