【公開】自費のリハビリ施設ってどんな人が利用しているの?−沖縄脳卒中リハビリセンターホコトレ−

こんにちは、てっぺい(@teppei_bestlife)です。

昨今、介護保険や医療保険のリハビリだけでなく、自費でのリハビリを検討される方が増えてきました。しかしながら、まだまだ世の中に認知されていない部分も多く、本当に大丈夫?という声も極まれます。

そこで本日は「実際にどんな方々が自費のリハビリ施設に通われているのか?」という点に関して記事にしていこうと思います。

僕らは沖縄と鹿児島でデイサービスを13拠点・訪問看護ステーションを2拠点やっていますが、その一方で、6年前に自費リハビリ施設「沖縄脳卒中リハビリセンターホコトレ」を2拠点開設しました。

※なぜ自費のリハビリ施設をやろうと思ったかはこちらの記事に書いていますので、もしよろしければご覧ください。

保険事業と違って、お客さま集めに苦労した部分もありますが、ここ数年は多くの方に利用していただけるようになってきました。ということで、そのあたりのデータを公開していこうと思います。自費リハビリ施設を検討されている方にとっては参考となるデータではないかと思いますので、ぜひ一読ください。

では、スタート!

目次
  1. 自費リハビリ施設「沖縄脳卒中リハビリセンターホコトレ」の紹介
  2. どんな方が利用しているの?−性別・年齢・介護度−
  3. 何ヶ月ぐらい利用する人が多いの?

①自費リハビリ施設「沖縄脳卒中リハビリセンターホコトレ」の紹介

(詳細に関しては当施設のホームページをご覧いただければと思いますが)僕らの施設は、主に脳血管疾患の後遺症に悩む方々に対してマンツーマンで90分、リハビリを提供します。このマンツーマンで90分というのが保険を使ったリハビリでは難しいため、一定のニーズがあります。その辺の詳細はこちらの記事に書いています。

デメリットとしては料金が高いこと。保険が使えないので当然ですが、僕らの場合、90分で15,000円の費用をいただいております。多くの方が2ヶ月コースなので契約時に24万円を支払ってもらっています。

えっ?!そんな金額払う人がいるの?って思う人もいますが、これは考え方次第で、例えば、24万円払って再び歩けるようになるのであれば安いと思う人もいるし、もう一度、物が握れるようになるのであれば安いと思う人もいます。どうせリハビリするなら短いスパンで結果が出た方が良いよね!っていうのが根底の考え方としてありますので、腕の良いセラピストを確保することにはとことんこだわっています。後遺症にお悩みの方は結果を出しますのでぜひご連絡ください!

成果が出なかったら返金するんですか?という質問もたまにありますが、僕らは返金しません。そういうクレームが起こらないように工夫していますので、これまで6年間、返金トラブルになったことはありません。

ということで、ライザップ並みに高単価なサービスなので、そんなに大量なお客さんが来てくれるわけではなく、2021年度の会員数は31名(所属しているセラピストは2名です)。どんな人が利用しているのか?などの細かい点は次の章で書いていこうと思いますが、セラピスト1名で見れる客数は1日4名ぐらい。月間で8名ぐらいにコントロールして、とにかく結果を出すことにこだわっている施設が「沖縄脳卒中リハビリセンターホコトレ」です。

②どんな方が利用しているの?

ここからは僕らの自費リハ施設をどんな方が利用しているのかを書いていこうと思います。比較のために僕らの運営するリハビリ特化型デイサービス リハビックス(以下、リハデイ)のデータも使っていきます。

1、性別
男性18人・女性13人となっており、若干男性が多い印象。ちなみにリハデイは男性:女性=1:2と女性の比率が圧倒的に多い。これはなんとなく理解できる結果だと感じています。

2、年齢

自費リハ利用者年齢

40代から70代の層がほとんど。僕らのリハデイを利用している方の平均年齢が81.6歳なので、圧倒的に若いですよね。まっ、40代50代の方で平均年齢80歳のデイサービスは行きたくないという人が一定数いることは理解できますし、お金は多少かかってもいいから復職のために集中的なリハビリをしたい!という方も多いです。

一方、介護保険の使えない20代30代の若い層の利用が増えていかないのは、やはり金額のハードルがあるんだろうなと感じています。とはいえ、退院後、外来のリハビリに移行しても徐々にその量は減っていくという悩みを抱えている人も多いと思うので、そんな人の力になれる施設でありたいなとは思っています。

3、介護度

このデータはなかなか興味深いですよ。

自費リハ利用者介護度

なんと介護保険をもっていない人が約半数。その理由は様々ですが、多い理由は「介護保険サービスに満足せず拒否して更新しなかった・・・」や「そもそも未申請な方」。高所得な方の利用が比較的多いのも関係していると思います。そのほか、医療保険でリハビリをしていて終了になりそのまま自費へという方や外国の方、そもそも非常に能力が高い(介護保険を申請しても自立になる)方もいます。

一方、介護保険を持っている方の場合、デイケア・デイサービスとの併用が多いです。介護保険サービスは個別リハがなかったり、少ないという課題があります。社会復帰に向けてリハの量を増やしたいという切実な声も聞こえてきます。

なお、身体機能レベルは様々でほぼ寝たきりの人が利用したパターンもあります。

③何ヶ月ぐらい利用する人が多いの?

平均利用月数は5.8ヶ月です。ただし、31人中12人は2ヶ月で契約終了していますので、中央値は2ヶ月だと思っています。そもそも僕らの施設のコンセプトが「短いスパンで結果を出す!」「ご自身でセルフケアができるようになる!」ですので、これはこれでOK。むしろ、長期的に通っている方にとってそれが本当にベストなのか?は考え続ける必要があると感じています。


以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。少しは自費リハについて理解が深まったでしょうか?ぜひリハビリ場所を選択する上での一つの候補にいれていただけると幸いです。

自費リハについてご質問やご相談がある方はぜひご連絡ください。こちらが僕のツイッター(@teppei_bestlife)ですのでDMをいただけましたら返信させていただきます。

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