デイサービスの取り組み−脳出血発症…1歩を踏み出す勇気−

こんにちは、てっぺい(@teppei_bestlife)です。いつもブログをご覧いただきありがとうございます。今日は僕らの運営するリハビリ特化型デイサービス リハビックスの取り組みを紹介します。ぜひ最後までご覧ください。


今回、紹介させて頂くのはリハビックスを利用され約半年経過した女性Tさんです。20代の頃から血圧が高く病院へ通っていましたが、30代に脳幹出血。入院はしましたが、後遺症なく退院。その後、50歳でラクナ梗塞による再入院。この時も後遺症なく済みましたが・・・。

●身体の異変・・・

54歳。令和2年6月9日の事です。友人と外出中、頭の中で何かが切れる感じがあったそうです。その異変を感じた後から、呂律難・右麻痺(脱力感の様な違和感だった・・・と記憶が曖昧)が出現し、友人の介助にて豊見城中央病院救急外来受診。『左被殻出血』の診断を受け、1週間の入院後、大浜第二病院へ転院しました。この時の心境としては「脳幹出血・ラクナ梗塞後も煙草・お酒を止めずに過ごしていたからまた病気になったのかなぁ」という感じだったそうです。

回復期病院を退院後、ケアマネ紹介にてとあるデイサービスを利用するも本人のニーズに合わず約3ヶ月で退所。しかし、リハビリの必要性を感じていたTさんはリハビリ系の仕事に携わっている知人の紹介にて脳卒中専門の自費リハビリ施設であるホコトレの利用を開始されました。その後、ホコトレからの紹介でリハビックスの利用がスタート。「リハビリに対しとても意欲的だなー」という印象を受けたのを今でも覚えています。

●歩くことへの恐怖心

発症後の生活の変化として、①家事全般が出来なくなった。②仕事が出来なくなった。などが挙げられました。通所当初は『一人で買い物に行ける様になりたい』とおっしゃっていたため、まずはその目標に向け訓練をスタートしました。『歩くこと』を本人も重視されており、万歩計を肌身離さず持ってリハビリに励んでいる姿が印象的でした。

その他、室内でのトレーニングだけでは十分ではなかったので、屋外歩行訓練を提案。はじめは前向きな気持ちでしたが、施設を出て駐車場に一歩踏み出した瞬間、足がすくむのを感じたそうです。「やっぱり怖い・・・」と職員の腕に掴まるTさん。整地では問題なく歩行されていたように見えていたのですが、実際、歩道や傾斜・ちょっとした段差にもかなり敏感になっていることが分かりました。『恐怖心』の出現です。

●一歩前進

恐怖心の克服に必要なものは何か?という問いから「自信を持つことで恐怖心を克服できるのではないか?」と考えるようになりました。では、自信を付けるには?どうするば良いのか?

考えた結果、現状を正確に伝える事でご自身では気づかない歩行の小さな変化を感じてもらうことができれば、前に進んでいる実感が得られるのではないかと考えました。送迎や施設内の移動の際にも「歩幅が広くなっていること」や「歩行スピードが上がっていること」等、細かな変化を伝えていきました。

この掛け声はTさんの主体性向上という変化をもたらしていきました。『次はこれがやりたいです。』『これ、お願いします。』自発的な発言も増え、通所から約2ヶ月経過した頃には横断歩道を渡り、約15分の屋外歩行が可能となっていました。

歩行に自信が持てた事から自宅近くのスーパーへ1人で買い物にいくことにチャレンジしたTさん。荷物を肩に掛けての歩行にてバランスを崩し転倒しそうになる場面もありました。時間もかかりましたが、以前のような恐怖心はなくなり、見事目標達成。『1人で買い物へ行ける様になる』という目標を達成したTさんは旦那様のお弁当作りを再開され、徐々に家事もこなす様になっていきました。

●更に一歩前進

家事もこなす様になったTさんは新たに『車の運転を再開する』という目標を立てました。機能訓練指導員が『脳卒中ドライバーのスクリーニング評価』を用いて評価を行いリハビリに応用。その後、主治医へ相談・意見書交付、自動車教習所での運転評価等の過程を得て、免許更新へ。Tさんは順調に手続きも行えましたが、実際ハンドルを握ると緊張と不安が・・・。しかしながら、運転できるまでに回復した喜びを実感できたと喜ぶ様子を見ることもできました。今では旦那様を助手席に乗せて自宅からホコトレまで運転することもあるようです。

●卒業に向けて

元々オペレーターの仕事に就いていたTさん。自宅ではタイピング練習もされており、そろそろハローワークへ行って仕事探しを開始しようかと考えているとのこと。デイサービスの卒業も視野にはいってきました。社会参加に向け前向きに取り組まれているTさんがこれからも自分らしく歩んでいけるよう卒業まで精一杯サポートしていきます。


以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。その他のデイサービスの取り組み記事は下記にありますので、併せてご覧いただけますと幸いです。

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