デイサービス開業を目指す方は、この資格だけは忘れずに取っておきましょう!その名も防火管理者!−

こんにちは、てっぺいです。今日はデイサービスを開業しようと思っている人が取得しておくべき資格についてご紹介します。すでにネタバレしていますが、その資格が「防火管理者」です。これ意外に重要です。

デイサービスを開業しようと思って物件を契約。役所へ提出する書類を作っていると、その中に「デイサービスを開業する件に関して消防と協議をした書類を提出ください」とか「設備検査済書」「防火対象物使用開始届」なんて名前が出てきます。そして、消防署に行くと「この物件でデイサービスをやるには防火管理者が必要なので防火管理者選任届出書を提出してください!それと消防計画作成届出書も計画書と一緒に提出お願いします。」って言われたりします。

そんな時に「OK!僕、防火管理者なんで!」って言えなかったらちょっと大変なことに。下手したらオープンを先延ばしにしなければならないかもしれません。ということで、ぜひ下記を読んで、速攻、防火管理者取得に動きましょう。

あっ、「私に資格取得なんて・・・」って不安になったあなた。安心してください。この資格、二日間の講習と(簡単な)テストで資格ゲットできます!ぜひ余裕のあるタイミングで、早め早めに取得しておきましょう。

本記事の内容

①防火管理者って何?
②どんな建物で防火管理者が必要なの?
③どうやって取得するの?
④まとめ

①防火管理者って何?

そもそも防火管理者って何?ってことなんですが、一般社団法人日本防火・防災協会のHPを見てみると、

防火管理者とは、多数の者が利用する建物などの「火災等による被害」を防止するため、防火管理に係る消防計画を作成し、防火管理上必要な業務(防火管理業務)を計画的に行う責任者を言います。

と書かれています。つまり、この資格を持っていれば、その建物の消防計画を作成し、その計画に則って避難訓練をしたり、消防設備の点検をしたりできるようになります。

ここでのポイントは、多数の者が利用する建物などと書かれている部分であり、全ての建物で防火管理者が必要ではないということです。では、どういう建物で防火管理者が必要になってくるのか?

②どんな建物で防火管理者が必要なの?

僕のざっくり感覚でいくと、上の階に住民が住んでいたり、たくさんの人が出入りするテナントを借りる場合、防火管理者が必要です。マンションの1階でデイサービスをやることってありますよね。そんな時です。逆に、平家の物件では必要ないんじゃないかなーって感じで理解しています。ただ、オープン前には必ず近隣の消防署へ相談に行くことをお勧めします。自分たちのやるデイサービスが第何項のいくつにあてはまるかなんてよく分からないので。ちなみにですが、消防署の方はめちゃくちゃ丁寧に教えてくれますよ。

※インターネットを検索すると下記のようなフローチャートみたいなものがたくさん出てきますので参考にはなるかもしれません。

③どうやって取得するの?

まずはじめに押さえておきたいのは、「甲種防火管理者」と「乙種防火管理者」の2種類があるということ。

違いは、
・甲種防火管理講習修了者→すべての防火対象物で防火管理者に選任できる。
・乙種防火管理講習修了者→防火管理者に選任できる防火対象物が、比較的小規模なものに限られている。

ということで、必ず「甲種防火管理講習」を受けてください。

講習時間と講習内容はこんな感じです。一般社団法人日本防火・防災協会のHPより抜粋。

受講料はこちら。一般社団法人日本防火・防災協会のHPより抜粋。

そして、肝心のお申し込み方法ですが、「防火管理者 沖縄」っていうお住まいの地域名で検索してみてください。そうすると、沖縄県の場合、一般社団法人沖縄県消防設備協会というサイトがトップ表示されてこんな画面が現れます。

ドーン!そうです!こんだけ講習会あります!これだけあれば受講忘れもありませんよね。ありがたい!

④まとめ

いかがだったでしょうか?思っていた以上に楽勝な感じではないでしょうか。デイサービスを開業しようとすると必ず消防関連の壁にぶち当たりますので、まずは防火管理者をしっかりと取得しておきましょう。僕の会社では複数名にこの資格を取得してもらっています。ちゃんと免許証ももらえるし、履歴書にもかけるからお得な資格かもしれません。


以上です。最後までお読みいただきましてありがとうございました。

*デイサービスを開業するまでの流れはこちらにまとめてあります。もしご興味があればこちらもご覧ください。

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